オーバーサイズのLEVI’S 550をリメイクされたパンツが発想の原点。
NARROW FITとしているが、わたり幅に余裕を持たせつつ、裾に向かってテーパードが効いています。EZ DENIM 5P PANTSと比べるとすっきりとしたシルエット。

本来の550は脇割りだが、tsuzuliの5P PANTSは岡山県産12ozセルヴィッチデニムを使用して耳割にしている。カラーは60年代頃のLEVI’Sで使用されていたデニムを再現したINDIGOと経糸がグレー、緯糸がブラックのBLACKの2色展開。

ステッチは白寄りのグレーでクリーンな印象を目指した。リベットはドーム型のシルバーを採用。通常の突起があるリベットに比べ引っ掛かりがなく、余計なストレスを排除している。現代ではコインポケットを使う場面は限りなく少なくなっており、スマートフォンが収まるサイズ感に設定し、より実用的なポケットサイズに変更している。

車を運転する際、中に入れたものが落ちないようフロントポケットも通常より深めの設定。ゴムが効いた状態でバランスがとれるようバックポケットはやや外側に配置。裾にかけて程よいテーパードシルエットなのでレザーシューズはもちろん、NEW　BARANCE等のボリュームのあるスニーカーにも収まりが良い。

tsuzuliのパンツの共通ディテールとしてサイドからバックにかけてウエストにゴムを入れており、フロントから見るとベルトループ付きの パンツに見え、履き心地はイージーパンツのように気軽に穿ける仕様。

元々は太めのシルエットを出したくてオーバーサイズの古着のパンツをベルトで絞って着用するのが好みだったが、 ウエスト部分の生地の余りを調整するのが煩わしく感じ、この様なディテールを考えた。